長く暗い冬の季節到来です。
日没が早いため 昼間の行動は限られてしまいますが オフシーズンで旅行費も格安、観光客は少なめと利点もあります。
この記事では、冬のイギリスについての天候や気温のデータ、寒いってイメージだけど どのくらいなのか 本当に雨は多いのか 他 服装アドバイスや主なイベントなどを 現地在住歴15年の筆者がご紹介していきます。
11月~3月の気候
ロンドン
11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | |
平均最高気温 | 11.9 | 8.6 | 8.5 | 8.9 | 11.7 |
平均最低気温 | 8.0 | 5.4 | 5.0 | 4.7 | 5.8 |
平均降水量 | 59.0 | 55.2 | 55.2 | 40.9 | 41.6 |
基本的に地方は ロンドンより気温が低めと考えてください。
雨の多いイメージのイギリスですが 降水量は東京都と比べると 12月ー3月は ほぼ変わらず 3月、11月においては半分ほどになります。
一年を通して 大雨になることは稀で 降っても小雨程度の事が多いです。
寒さに関しても 実は日本の関東地方ほど厳しくないか 同じくらいです。
ただ 一番キツイのは 何しろ 日中の時間が短い!
月別-日の出から日の入りまでの時間
11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | |
昼の長さ | 10時間 | 8時間 | 8時間 | 9時間 | 11時間 |
※ 3月の最終日曜日からサマータイムになります。 午前1時に時計が 1時間先に変わります。スマートフォンは自動で変わりますが、アナログ時計の方は 注意してください。
11月や3月は少しはましな方ですが
目覚めて窓の外を覗くと 天気の悪い日などは 朝とは思いないほど暗く、午後3時くらいから あれあれ?もう夕方?4時頃には暗くなります。
夜10時くらいまで 明るい夏に比べるとかなり行動範囲に影響がでます。
もちろんクリスマスやその他のイベント目的ならば12月のロンドンの街はマジカルで素敵です。
もしくは、ど~んより~の雰囲気がイギリスっぽくて好き、冬の重ね着でおしゃれをして歩きたいという方には最高ですよ。
実際 私の友人がそうです。
服装
寒暖の差が 他の時期のように激しくないため 悩まずに済みます。
この時期の日本と同じ感覚で結構だと思います。寒さは日本の東京に比べると 厳しくはありません。
- 冬の服装
- 防寒インナー
- コート — フード付きの防水系がベストですが、携帯のレインウェアを持ち歩いてもいいでしょう。 予期せぬ雨はいつでも降ります。
- マフラー
- 靴も防水系をおすすめします。(地方のイベントに行かれる方は特に。雨で足元が悪い場所が多いです。)
- 傘
主なイベント
ボンファイアー ナイト / ガイフォークスナイト
花火のディスプレイや 仮想しながら たいまつを掲げたパレードなど
1605年の11月5日 宗教対立の背景より企てた、国会議事堂爆破の計画を止めることができた事を祝うイベント。
毎年 11月5日 前後
イギリス各地
- 南部のルイス (Lewes) は 雰囲気抜群です。
ロンドン
- Southwark’s fireworks night (有料)
- Blackheath Fireworks Display (無料)
- Lambeth fireworks (有料)
- Battersea Park fireworks (有料)
- Winbledon Park (有料)
クリスマス ライト - Christmas Light
11月初旬~翌年1月6日 (場所による)
イギリス各地
街中がマジカルな雰囲気に包まれます。
初日なら スイッチオン イベント や クリスマス キャロル(コーラス)、本物のトナカイさんやサンタクロースに会えることも!
ロンドンの主なスポット
- オックスフォード ストリート (Oxford Street)
- リージェント ストリート (Regent Street)
- コベントガーデン(Covent Garden)
- カーナビ— (Carnaby)
- セブン ダイヤルズ (Seven Dials)
- ボンド ストリート (Bond Street)
- トラファルガー広場 (Trafalgar Square)
- クリスマス アット キュー (Christmas at Kew)
クリスマス マーケット
Bath 11月下旬-12月初旬
Manchester 11月中旬-12月20日頃
Edinburgh 11月下旬-1月6日
London
- Southbank Centre Winter Market 11月中旬-12月
- Hyde Park Winter Wonderland 11月下旬-年明け
- Wintervile 11月下旬-年明け
エディンバラのホグマニー Hogmanay in Edinburgh
12月30日-1月1日 要予約
スコットランドでNew year’s Eveを意味するHogmanay。年越しを祝うにぎやかなお祭り。
年越しの花火の後に かの有名なスコットランド民謡「蛍の光」- Auld Lang Syne を大合唱。
※ 悪天候により中止の可能性もあります
New Year’s Day Parade
1月1日
無料 もしくはチケット購入で観客席を確保
8000以上の人々がパーフォーマンスに参加
Green Park Tube駅 12時出発 - Piccadilly Circus - Lower Regent Street – Pall Mall – Trafalgar Square – Whitehall – Parliament Square 3時30分頃 到着
最後に
日照時間が短いのが つらいところですが 11月中旬から クリスマスイベントも始まり
イルミネーションに飾られ街並みは印象深く、忘れられない旅になること 間違いなしです。
2月は主だったイベントはありませんが 黄色い水仙(daffodil)の花がイギリス中に咲き始め 春の訪れを感じさせてくれます。
私も未だ訪れた事のない スコットランドのホグマニーは是非一度体験してみたいです。