チャンピオンズリーグ決勝/リバプールのモハメッドサラ/サクセスストーリー

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チャンピオンズリーグ決勝まで いよいよ2日

今回はチャンピオンズリーグのみならず、今シーズンのリバプールの成功に大きな影響を与え、エジプトを28年ぶりのワールドカップ出場に導いた

エジプシャンキング – モハメッドサラ の経歴ついて探ってみようと思う。

生い立ち

1992年6月15日 (25歳)

エジプト ナグリグ(Nagrig) に生まれる。

4人兄弟の長男、

父親もサッカー選手であったことから、幼少のころからサッカーを始める。

父親は彼にサッカーをさせるため 多大な時間を費やし、あらゆる場所にに連れてっていたという。

8歳の頃には 才能とスキルで頭角をあらわし 特にスピードのある選手として知られていた。

エジプト El Mokaloon ユース時代

2006年から エジプトの El Mokaloon SC のユースチームの練習に参加するために

学校に2時間だけ出席し 自宅から 往復4時間半かけて通っていた。

それを 一週間5日こなしていた。

時には 帰宅時間が 深夜の1時になることもあったそう。

なんと サラは ユースチームでディフェンスからスタートしてからのフロントへのポジションチェンジだったという。 現在の彼のディフェンダーとの競り合いときの強さこういったことも関係してるのではないかと思う。

エジプト El Mokawloon SC

2010年 5月より シニアチームに昇格。 少しずつ プレイ時間を獲得し、 2011-12年のシーズンは全試合レギュラースタメンとしての地位を得るが。。

2012年 2月 74人が死亡、500人が負傷したポート・サイード・スタジアムで暴動が起きたため、残りのシーズンの全試合が中止になってしまった。

皮肉なことに これがサラーの好機にもつながる。。

バーゼル (スイス)

バーゼルは以前よりサラーに目をつけていた。

2012年3月 エジプトのアンダー23チームとに親善試合の機会を作る。

後半のみ出場した サラーは2ゴールをあげ、4-3でエジプトの勝利。

バーゼルはサラーにそのままスイスに残り、トライアルを受けることをオファー。

一週間後 バーゼルと4年契約を結ぶ。

2013年 チャンピオンズリーグ グループステージ

Chelsea vs Basel 戦

サラーの成功のきっかけになった試合。

ファーストレッグ 2-1で 同点ゴールを決め、

セカンドレッグで 試合終了間際 87分 ウィニング ゴールを決め 1-0でバーゼルを勝利に導く。

それがきっかけで 2014年1月、チェルシーと契約するが、、、

チェルシー (イギリス)

2014年1月 チェルシーと契約

当時のチェルシーは大物選手のなかでシャイなサラは 自身を失い、才能を発揮することが できなかった。

若者が文化も言葉も異なった土地で挑戦することは簡単ではない。

現マンチェスターシティのケビン・デ・ブロイネでさえ 当時のチェルシーでは成功することができなかった。

フィオレンティーナそしてローマ (イタリア)

チェルシーはサラーをイタリアのフィオレンティーナへ ローンに出す。

フィオレンティーナへ移籍後は すぐさま 頭角をあらわし始めた。

そして翌年ローマへローン 15ゴール中、31ゲームを収め 正式にローマと契約を果たす。

そしてリバプールへ

2017年イギリス リバプールからのオファー

「周囲にプレミアリーグにはもう戻るなと言われていたが いつかは必ずもどりたいという気持ちは持っていた。」

プレミアリーグでも、自分が通用するということを証明したかった。」とサラーはコメントしている。

サラーは今シーズン飛躍的に変化と遂げた。 イタリア時代のライバルだった長友は「化け物になっとるやんけ。。」と驚きを隠せないほどだ。

監督 ユルゲン・クロップの ダイナミックなスタイルが 彼の成功を導き出したと言っていいだろう。

ハイプレス、アタックへのすばやい切り替え、スピードのあるアタック、が サラーのスタイルにピッタリだったのだ。

そして 彼の成功がチームに自信を与え、一つ上のレベルへと引き上げた。

デビューから続けてゴールを量産、

1シーズンでこれだけの事をすでに達成している。

44ゴール 51試合

1シーズンで40ゴール以上の記録を持つのはリバプール史上二人目

32ゴール 1プレミアリーグシーズン

30ゴール以上はプレミアリーグで8人目

チャンピオンズリーグで10ゴール以上リバプールの選手としては初

チャンピオンズリーグで1試合中 2ゴール2アシストを達成したのはサラーとチームメイトのロベルト・フィルミーノの二人のみ。

他のフォワード2人、フィルミーノとマネとのコンビネーションはトップクラスだ。純粋にサッカーを楽しんで、のびのびとプレイをしているのが 画面からでも伝わってくる。

バルセロナの2015年のトリオ・MSN。

メッシ—、スアレス、ネイマー以来と言えかもしれない。

サラーが注目される理由は そのスタイルであろう。単にゴール数やスタッツだけの選手ではないからだ。 ゴール前であれだけの冷静さを保てる選手は滅多にいない。

記憶に残っているゴールをいくつかあげてみよう、、

【リーグ戦 対マンチェスターシティ】

バックから走りこんで こぼれ球を冷静にゴール。

ディフェンダーとキーパーをかわし左アングルから 冷静なチップでゴール

【CL準決勝 対ローマ戦}

アビリティ、テクニックこれ以上の完璧はないというほどのトップコーナーへゴール などなど、、

あげればきりがない。。

エジプト代表

2017年10月 ワールドカップ予選 エジプトでのホーム試合

サラーが先制するが その後 1-1 の同点、勝利しなければワールドカップへの進出ないというプレッシャーの中、 ペナルティゴールを入れ勝利。

28年ぶりの ワールドカップ進出を決める。

エジプトでサラの人気は想像以上だ。

大統領選挙 100万人以上国民が投票用紙にモハメッドサラと記入するほど。

政治、 経済、 エジプトが抱えている様々な問題をかかえる人々に夢を与えている。

彼は イスラム教への人々の認識さえも変えつつある。

サッカーが社会や人々に与える影響は偉大なものだと あらためて感じさせられる。

まとめ

一度目のプレミアリーグでは失敗はしたものの、イタリアへ移籍後も成長を続け、誰よりも優れた選手として戻って来た。そして、今シーズンだけで 個人のみならず、リバプールの数々の実績までも塗り替えた。

モハメド・サラー ― エジプシャン・キング

チャンピオンズリーグ決勝でのプレイが、待ちきれない。

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