子供が大量の鼻血。しかもなかなか止まらない。いつになったらとまるの?病院に行った方がいい?病気だったらどうしよう?
自分の事なら 鼻血がでたって たいして心配しなくても、 わが子のことになると 必要以上に不安になってしまうものですよね。
この記事では
いざという時に 焦らず、正しい対処ができるように
止血でつまむ場所、冷やすといい場所。 レバーのような血のかたまりはいったい何なのか?
子供の鼻血の原因などを まとめてみました。
鼻血がでたら する事
- 少し下を向いて、静かにすわる。
- 両側の小鼻を指で押さえて 傷口を圧迫する
- そのまま 5分~10分安静にする
- その後 まだ出血する場合は、もう一度5分~10分 正しく止血し直してみる。
病院へいく判断を保護者がすることは 難しいですが
目安としては、止血から15~20分以上 もしくは 短時間に洗面器いっぱいの出血するなどの場合だそうです。
それでは 止血の方法を 少し細かく説明していきます。
つまむ場所
小鼻です。鼻の真ん中の鼻の入り口付近。
鼻の根本付近 鼻骨を抑えるのは間違いです。というより 骨なので押さえても 傷口を圧迫することは不可能です。
正しい場所をつまんでいないと 止血がおこなわれず いつまでも出血することになります。 流れているままの血液は なかなか止まりません。
鼻血の80~90%は小鼻の内側、入り口付近にある キーゼルバッハといわれる部分で起こります。
たいていはこの圧迫止血で収まりますが、鼻の奥で出血していると 家庭での処置は不可能です。
15~20分以上もしくは 短時間に洗面器がいっぱいになるような出血の場合は病院へ行く必要があります。
やってはいけない事
- 上を向く
- 寝る
- 鼻にティッシュをつめる
- 首のうしろをたたく
上を向いたり 寝てしまうと 血液を飲み込んでしまい 吐き気をともないます。
ティッシュは内側をさらに傷つける可能性もありますし、ティッシュが血液をどんどん吸い込み 止血にならないということもあります。しかも、血が固まると 一緒に乾燥してしまい、剥がすときにまた鼻血がでてしまいます。
どうしても 詰めたい場合は 軟膏をつけたガーゼや湿らせた綿を使い 圧迫をするといいそうです。
首の後ろをたたく、、を信じている人はあまりいないと思いますが これは迷信だそうです。
冷やすといい場所
- 鼻の周囲を直接 または おでこから目、鼻にかけて
- 首の前面(頸動脈)
血管を収縮させて出血を抑える可能性があるそうですが たいていは圧迫止血で十分という意見が多いので あくまでも しっかり圧迫止血していることが最優先で その補助として行うくらいでいいと思います。
レバー状の血のかたまりは?
止まったかなと思い、指をはなすと ドロっしたレバーのような塊がでてきて 驚いたことはありませんか?
これは 血が固まり初めたサインなので 心配することはないそうです。
血餅をよばれ、傷口をふさぐための 赤血球、白血球、血小板などが含まれており、血液を固めるための機能が正常だという意味でもありますので 安心しましょう。
子供の鼻血の原因は?
こどもの鼻血の原因のほとんどは物理的な刺激によるものだそうです。
鼻をほじる、強くかむ、鼻をこする など 子供が無意識にすることですからね。
子供の鼻の中の粘膜は まだまだとってもデリケート。少しの刺激で出血してしまいます。
子供がよく鼻をほじったり、こすったりするのは
- 風邪
- アレルギー性鼻炎
- 副鼻腔炎
- 慢性副鼻腔炎(蓄膿症)
などが 原因で ムズムズするということでもありますので 頻繁に鼻血を繰り返すようなら 耳鼻科へいって 検診してもらうといいでしょう。
まとめ
◇正しい止血の仕方
- 少し下を向いて、静かにすわる。
- 両側の小鼻を指で押さえて 傷口を圧迫する
- そのまま 5分~10分安静にする
- その後 まだ出血する場合は、もう一度5分~10分 正しく止血し直してみる。
◇15分~20分以上 もしくは 短時間に洗面器いっぱいの出血がでるようであれば 病院へ行く。
◇レバー状の血のかたまりは心配ない
◇子供の鼻血の原因のほとんどは 鼻をほじるなどの 物理的な刺激によることが多い